久しぶりすぎてブログの書き方を忘れてしまいましたが、また少しずつ書いていこうと思います。

子ども達も夫も置いて、一人でレスパイト旅行と称した日本旅行から始まった2023年。

2022年の年末は12月30日までレッスンをして、31日は日本行きの飛行機に乗って、2023年の年始は実家で1月2日からレッスンを再開していました。

2020年のロックダウンをきっかけに全ての仕事がなくなり、娘には障害だけでなく難病まであると分かった頃、その中でも「今の状況でわたしにできることを」と始めたのが、このオンライン英語レッスンでした。

生徒さんの多くは、このブログをきっかけに問い合わせをくださった方達でした。

オンラインでするレッスンは試行錯誤の連続で、それでも楽しい、ためになる、とついてきてくださった生徒さんたち。気がつけば、NZと日本だけでなく、アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・太平洋諸島にまで生徒さんが広がりました。

この3年間で、一番忙しくなった最近は週6日、1日4時間ほどがレッスンでした。それ以外に通訳同行をしたり、学校見学同行ツアーをしたり、留学サポートもしていました。仕事好きの私には最高の忙しさでした。

レッスンは、ほぼ毎日受講してくださる生徒さんがいたり、月に2度の生徒さんがいたり、年齢も住んでいる場所もそれぞれで、私が教えていることより、私が教わっていることの方が多いんじゃないかと感じるほど、たくさんのことを学ばせていただける大好きなお仕事でした。

ただ、2ヶ月ほど前から娘が再び学校の行き渋りをし始め、仕事について見直しを迫られました。

子ども達が健康で幸せな状態でいるサポートをすることは、私の最優先事項です。

ただ、誤解を恐れずにいえば、私が一番したいと思っていることは仕事です。

しかし現実には、12歳になっても知的年齢が5歳前後の娘に、朝起きた瞬間から夜中起き出してくるときまで対応をせねばならず、その娘のいつ悪化するかわからない自己免疫疾患の症状にビクビクしながら生きています。

病気のために薬は必ず決まった時間に1日3回、紫外線がNGなので日焼け止めをこまめに塗り直し、室内でも光が入ってきたらカーテンを閉めに走ります。気が抜けません。

他にも偏食だから娘だけ別の食事を作るし、学校のフォローも必要だからほぼ毎日先生とメールや電話の細かいやりとり、他にベビーシッターを手配したり、数少ないお友達と遊ぶ約束を取り付けたり、月に1度の病院の予約を取ったり、その日に合わせて事前に血液検査に連れて行ったり、そんな終わりの見えないサポートが繰り返される日々です。すごい優秀な秘書になったんじゃないかと勘違いしそうになります。

その上で娘に不安症状が出始めて、学校には1日数時間しか登校しなくなり、私にも余裕がなくなってきました。

一番多い時には1週間で15時間ほどチューター兼シッターさんに頼って、なんとかバランスを取ろうと思いましたが、正直毎週15時間、不安症状が出ている娘を私の代わりとして家族以外の人にお願いすることは、やはり親として少し違うんじゃないかなとも思い始めましたし、同時に経済的にもとんでもない出費でした(そうです、ここは正直に言います)。

不登校児を積極的に受け入れる私立の小規模校を見に行ったり、学校の先生や特別支援の先生とたくさんの話し合いや試行錯誤をしたり、娘が苦手な科目の時間にセラピストに学校に来てもらって代替授業をしてもらったり、仕事をしながらも、娘のためにあらゆることを試した数ヶ月でしたが、やっぱりもう少し娘の状況に余裕を持ってサポートをしたいと思い始めました。

そこで、かなり覚悟のいる決断でしたが、英語レッスンをやめるという結論に至りました。

まずは娘の不安に寄り添い、学校との試行錯誤の上で、娘が再び毎日学校に通える環境を整え直します。幸い学校も担任の先生もとても協力的で理解があるので、諦めずにトライし続けます。

そして、すでに稼働中の留学エージェント業は、すでにお手伝いをしてくれている優秀なサポートスタッフたちを育てつつ、私がこれまでに築き上げてきた、NZでの「人や学校との繋がり」と「私だけが持つ知識と経験」を活かした他のエージェントさんにはないサービスを提供していく形で、きちんと自分の”仕事をしたい気持ち”にも寄り添っていこうと思います。

また、2024年には、特性を持つお子さんの留学が実現します。私が当初からしたかったことのひとつです。

もうすでに行く学校も決定しており、学校担当者と綿密に環境を整える話合いを重ね、「NZに来て本当に良かった」と思っていただける留学を作り上げたいと思います。

「3歩進んで2歩下がる」現実にまた落ち込みかけましたが、その下がった2歩からも大きな知識と経験を得ることができたので、生徒さんたちには大きなご迷惑をかけてしまうこととなりましたが、この決断を後悔しないよう進み続けようと思います。

NZiro(にじいろ)留学のウェブサイトインスタを新たに立ち上げたので、こちらも応援していただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。