ニュージーランドは現在2週間の春休みです。

今日は、かなり前から準備をしていた「性教育/生理のはなし」を娘にすることにしました。

↑使ったのはこちらの本 ” Puberty and Special Girls” by Rose Stewart, Heather Anderson. Fay Angelo

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この本は、知的障害などを持つ特別支援児のために書かれた本です。身体の変化〜生理〜身体を綺麗に保つ方法〜生理用ナプキンの捨て方〜性欲との向き合い方 までが、わかりやすいイラストと短い文章で説明されています。

この本はオーストラリアから取り寄せなくてはいけなく(AUD$40前後)、何度も読むわけではないと判断したので、NZの首都・ウエリントンにある知的障害者(自閉症スペクトラム、発達障害)のための書物を扱うIHC図書館から借りました。ここには普通の図書館では扱っていない知的障害者/ケアラー向けの本があり、送料だけ負担すればニュージーランド国内どこからでも借りることができます。登録・利用料無料。

本の中身をここで画像を使って共有はできませんが、一部パラパラめくって見せているYoutube動画がありますので、もし気になる方がいらっしゃれば見てみてください。

このように絵がメインで、使われている言葉も究極にシンプルで簡単です。これを見ながら娘には、娘がよく使う言葉を使って補足説明をしました。

  • 身体にこういう変化が訪れたら生理がきます
  • 赤ちゃんを作るための卵が身体の中で作られます
  • 赤ちゃんいないから卵が出てくるのが生理です
  • 生理は大体カレンダーを1枚めくると1回きます
  • 血が出るけれども病気ではなく、むしろ健康な印です
  • 血が出るけど怪我をした時のように痛いわけではありません
  • 怒りっぽくなったり、悲しくなったりしますが誰のせいでもありません

などと説明しました。一部正確とは言い切れない情報ですが「娘が納得・安心できること」が最優先事項なので、こういう説明の仕方になっています!

娘は涙を溜めて「血が出るなんて嫌だ」と怖がりましたが、「XXちゃんもOOちゃんもいつかはなるよ。健康な証拠だから心配しなくていいんだよ。」と説明を続けたら、なんとなく理解はしてくれた模様。その後「血が出ますが、健康なので大丈夫なんです」と何回か唱えて自分で復習していました。よし、納得してくれたっぽいぞ!

来学期、娘のいる小学6年生は性教育/生理について学ぶので、それより前に私が説明しておきたかったため、無事に一通りの説明を終えられてホッとしています。

こういう内容は、通常児に合わせた内容で一緒に学ぶとセンセーショナルだったりショッキングな部分ばかりが娘の頭の中で膨らんでしまい、一番大事なところが入ってこない恐れがあります。だからこの本の存在を知れて、娘と一緒に学べてよかった!(NZ性教育に関する過去記事はこちら)

日本の知的障害を持つお子さんたちはどのような性教育を受けているのか、もしよければツイッター上で教えてくださいね。

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