ニュージーランドで障害と難病を持つ11歳の娘を育てているHarukaです。

娘の通う小学校では、6年生になると Teach me Thursday という恒例授業があり、この日は生徒たちが持ち回りで先生になり、自分の知っている/得意なことをクラスのみんなに教えるというものがあります。現在高校生の息子も、かつて小6のときに海苔巻き作りをクラスに教えました!

折り紙を教える子、漫画の描き方を教える子、糸電話の作り方を教える子、アイシングクッキーの作り方を教える子など、ほんとうにさまざま。もう6年生なので基本的に自分で計画・準備し、一人で発表します。

ただ、知的に遅れもある娘はこういったものにも補助が必要。まずは「みんなの前に立って発表できるかどうか」を娘に確かめ「やりたい」と言ったので、時間を確保してもらいました。

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娘は最初「海苔巻きを教えたい」と言っていたのですが、娘のキャパを考えるとそれは少し無謀な上、初心者30人に娘と私二人で対応する自信はありませんでした。そもそも道具がそんなにない!

そこで、娘も妥協して同意してくれたのが「おにぎり作り」。これなら道具もなくできそうです。

↑文法や言葉遣い的に気になるところがあると思いますが、彼女が自力で書くことを推奨しているので、その部分はご容赦ください!このライティングレベルはおそらく2年生くらいだと思います。

ミニマリストを自称する私ですが、炊飯器だけは2台持っています。海外にいると誰かのために海苔巻きを作ったりする機会も多いので!今日は15合炊きました。

教室前でスタンバイ。

娘は “Do you know what Onigiri is?” (おにぎりって何か知ってますか?)と、アドリブからいきなり始め、家で練習していた流れも完全無視でしたが、それでも興奮するクラスメイト30人相手にとても堂々と発表し、みんなのおにぎり作りのサポートもできました。

こういう機会におにぎり作りをおすすめしたいのは、アレルギー/宗教による食事制限 などでひっかかる項目が少ないからです。実際、今日は女の子3人が私のところにきて「宗教でベジタリアンなんですが、これは動物性のものがありますか」「グルテンは入ってますか」「ナッツは大丈夫ですか」と聞いてきました。

事前に先生経由で保護者の方々に材料を伝えていたので心配はなかったのですが、こういうアレルギーや食事制限がある子は、食べ物イベントに参加できないことも多いので、自分も同じものを作って食べられると分かると本当に嬉しそうにしてくれます。なんと全員がおかわりしにきて、2個ずつおにぎりをぺろりと平らげてくれました。

なにより、娘の説明は正直何を言おうとしているのか理解しにくい部分も多かったのですが、横でハラハラする私以外は、クラス全員がしっかり娘の問いかけに答えてくれて、じっと話終わるまで待ってくれて、そのおかげで娘も「私も発表したい」となったんだろうなと思いました。これがインクルーシブ教育なんだなあと感じたひとこまでした。

実は登校直前に「やっぱりしたくない」の一悶着もあったんですが、大成功で終えられて良かった!今日も母は相変わらずの娘に振り回されつつも頑張りましたよ!

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