私は大学生の約4年間、スターバックスの店員だった。

当時はまだ数えるほどしか日本に店舗がない時期で、1店舗目はオープニングスタッフとして、店舗をセットアップするところから関わらせてもらった。(2店舗で働いた)

スタバがここまで世界的に大きくなった理由は、特に内部スタッフ(パートナーと言う)として働くとよく分かる。

とにかく、パートナーの教育に隙がない。

そもそもスタバで働くことに応募する時点で、スタバ好きなのだが、さらに採用後に受ける教育を通じて、ブランディングや販売戦略、ポリシーなどを知ると、店員として大きな誇りを持って働くようになると同時に、客としてもさらにファンになる。

厳しいクオリティを求められるので、働き手としては燃える。厳しいクオリティ管理を知っているので、客として信頼する。

ここまで計算し尽くされたビジネスは、あっぱれだ。

そして、ここニュージーランドでも店舗は少ないとはいえ、スタバの人気は常に高く、我が家の息子も大ファンだ。

ただ、残念ながら、今まで世界各国のスタバに行ったが、日本ほどちゃんとクオリティを均一に保てている国は、今までどこにもない。ニュージーランドもしかり。

厳しくトレーニングされたおかげで、バリスタが温めるミルクの音だけで、どれだけそのミルクがマズイかが、飲むどころか、受け取るよりも前に分かってしまう。

手元が見える位置に立てば、エスプレッソがアウトな質のものかどうかも分かってしまうし、出されたドリンクを持ち上げるだけで「カプチーノを頼んだのにラテを出された」ことが分かってしまう。

こんな状態なので、日本以外のスタバに行くと落ち着かない。

なので、腹黒女の私は、いつもさりげなく「元パートナーですよ」をオーダーの会話に滑り込ませる。

今日はオーダー時に注文するものに迷ったふりをして、「私の時代とは若干メニューが変わったから、迷っちゃう☆」と、レジ側の人間にとっては一番うざい感じの客になり、予防線を張った。

さらにはドリンクが出てくるのを待つ間、一緒にいた息子相手に
「キャラメルソースって、寒い日は出しにくくて大変なのよ」とか、「フラペとホットが一緒に来ると、同時に作れないから頭使うんだよね」と、「そっち側にいた経験あります」を嫌なほどだだ漏れさせた。


美味しいホットドリンクにはありつけたが、息子の視線はアイスだった。

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By Haruka