
NZ初で唯一の日本人として学校理事をつとめたHarukaです。
小学校理事として選挙に当選してからのこの3年間、24/7で学校の鍵を携帯し、クリスマス当日に警備会社から電話がかかってきたり、コロナワクチン義務化による教職員への対応や、ロックダウンによるメンタルヘルスの問題など、スクールガバナンスを通じてさまざまな課題に取り組む中で、学校保護者はもちろん、教職員でさえ知らない学校運営側からみたNZ学校システムの多くを学びました。
その理事のおしごとも、先週水曜日の正午をもって任期満了となりました!
↓ブログランキング参加中↓応援のクリック励みになります!
同小学校での再推薦、今後進む予定の中学・高校の理事会からの打診などもあり、正直悩みました。しかし娘が今年で小学校を卒業すること(やはり自分の子どもが在籍していない状態でモチベーションを保つのは大変です)、理事をしていると意外と制約が多く、今年は新たなビジネスを含めた「行動を広げたい願望」があることから、一度理事のポジションからは退くことを決めました。
学校理事は、スクールポリシー(学校が厳守するルール)見直し、成績アナライズ、校長から上がってくる問題への対応、会計報告の確認、次々と変わるカリキュラムの理解、教職員雇用、各学年の取り組みに対するコメントなど、これらが毎月の課題として資料と共に送られてきます。
他にも年1回、半年に1回、1学期に1回の確認・検討・決定事項もあり、月に1度のミーティングは2−3時間におよびます。コロナ関連の緊急ミーティングが開かれたり、マスコミからの問い合わせなども経験しました。
私が具体的に得た知識・経験として例えばこういったものがあります。いくつご存知ですか?!
- School Policies(各学校が厳守するルール)
- School Vision(各学校が教育方針を決める指針)
- Student Report(成績表)
- 5 Key Competencies(成績の一部/人物評価)
- Community Engagement(生徒・保護者と学校の関係性/権利)
- Primary Education Curriculum(小・中学校教育カリキュラム)
- Kahui Ako(同一地域内の学校同士のつながり)
- ERO Report(教育省の学校レポート)
- The Resilience Project(レジリエンス教育パイロット校)
- Special Needs Education(障害児教育の種類、サポート内容)
資料の細かい注記にも目を通し、学校として落ち度はないか、生徒も教職員も快適で幸せで満足な状態か、正直毎日緊張の糸がピンと張った状況が続いていましたが、その分学んだことは膨大であり、このポジションを経験しないと知れないことだらけでした。
そんな私が次に始めるサービスは【エキスパートによる学校サポート】です。
理事3年|健常発達児16年|発達障害児10年|親子留学アドバイザー10年|(私立・公立)学校通訳・翻訳10年
これらの知識・経験を生かして、ニュージーランドの学校に関連するサポート/アドバイスサービスを始めます。通訳・翻訳は、その道の方ならできますが、私はその上で「両側(学校・保護者)の事情」を深く理解したサービスができることが強みです。
保護者の方々はもちろん、エージェント様でお客様へのアドバイスが必要な場合などにもご利用いただけます(エージェント様とのアドバイザー契約も受け付けています)。
- 学校への問い合わせメール作成
- 学校への問い合わせコール代行
- 入学・転入面接への通訳・サポートパーソンとしての同行
- 学校での三者面談への通訳・サポートパーソンとしての同行
- 学校とのトラブル(停学・退学含む)へのサポートパーソンとしての介入
- 学校探しのお手伝いとアドバイス(私立・公立)
- 気になっている学校関連のご質問(オンライン・対面)
お問い合わせなど、こちらからお気軽にどうぞ!