海外在住20年以上、世界各国でさまざまな仕事を経験したHarukaです。

今日お会いした日本人の方が言っていたことがとても印象に残っているので、そのことについて書いてみようと思います。

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サービス する側=される側 のニュージーランド

その方は「日本人の同業者は、サービスするならNZで、サービスされるなら日本!ってみんな言うんですよね」っておっしゃいました(職種が特定されるので一部変更)。

そこで自分が「サービスをされる側(客)」としてサービスを受ける場合を考えてみました。

  • カフェでコーヒーを受け取って “Thank you”
  • スーパーで最後にレシートをもらって “Thank you”
  • 学校で子どもを迎えに行って先生に “Thank you”
  • バスを降りる時ドライバーに “Thank you”
  • 病院でナースに助けてもらったら “Thank you”
  • ゴミ回収に来てくれたクリーナーに “Thank you”
  • 手紙を届けてくれた郵便屋さんに “Thank you”
  • 道路工事で交通整備してくれる人に “Thank you”

このようにNZでは、お金を払うかどうかは関係なく、サービスを受ける側も感謝の気持ちを述べます。だからと言って「サービスをする側(従業員)」が威張るわけでもなく、基本的にサービスを する側(従業員)=される側(客) の対等な人間関係がそこにあります。

休憩時間も有給も、人間が健康で幸せに生きるために不可欠な権利であるので、それに対して文句を言うことはありません(文句を言う・無視する人間はどこの世界にもいますが触れるに値しないのでわざわざ書きません)。

そうそう、NZでは警察官も救急隊員も制服のままカフェでコーヒーを買いに立ち寄ります。パトカーと救急車は路駐します。当たり前過ぎて、だれも「え?」なんて反応はしません。学校の先生だって、休憩時間の当番がなければスーパーに買い物に行きます。カフェで出くわした保護者と一緒にお茶もします。だって休憩時間なんですもの!

ただ、サービスを受ける側としては不都合を感じることがあるのも事実です。「いま休憩中だから出直して」と言われたりすると一瞬イラッとしますが、サービスする側もされる側も少しの理解と思いやりによって、お互いが満足できる世界を作り出せてるんじゃないかなと思うのです。

サービス する側<される側 の日本

日本では、膝をついてオーダーを取ったり、1分遅れただけでお詫びのアナウンスをしたり、お客様のことを考えて自分の休憩時間を削って対応したり、言いがかりにも「お察しします」と答えるように教育されていたり、お客様のためなら自分を犠牲にすることを求められている印象です。サービスをする側<される側 という明らかな上下関係が感じられます。

結果、誰かが無理をすることで成り立っている世界がそこにはあって、一方が究極に満足/もう一方が究極に我慢の法則があります。

先生が残業で無理を重ねる教育現場、救急隊員が制服でコンビニに寄ったらネットで炎上させられ、バスのドライバーはどんなに安全運転をしてもお礼を言われることは稀だし、店が混雑してたら従業員は自分の休憩を先延ばしにしてドリンクを作り続けます。

サービスを受ける側としては天国なことは確かなんですが、ハッピーな人の数だけアンハッピー(かもしれない)な人がいるという世界をなんとかできないものだろうか、と考えるのです。

世界に出て、どちらの文化も経験してみよう!

なんだか日本批判している流れになってしまいましたが、ここまで書いても私は「日本のサービスは世界最強」と賛辞を惜しみません。そして、だからこそ多くの日本の方に海外を経験してみてほしいなと思うのです。

日本でサービスをする側として当たり前にすることは、多くの海外では非常に価値あるものと評価されます。時間に遅れず行く、きちんとした格好で行く、ドタキャンしない、常ににこやかに対応する、こんなことさえもいちいち高く評価してもらえるのです。接客業だけでなく、会社員や専門職に公共サービスのような場合でもそうです。信じてもらえないかもしれませんが!

あのサービス文化は、日本の最高の文化であり、最悪な文化です。それに日本国外に出ることで気づければ、日本に帰ってサービスする側に戻っても、少し違う心持ちでいられるんじゃないかなと思うのです。同時に海外の人々にとっても、日本から来た人のサービス水準に触れることはとても良い刺激じゃないかなとも思います(だから日本のみなさま、ぜひNZへ働きに!笑)。

海外に出たからこそ改めて知る、日本の良さと課題。これらに気づいて日本に持ち帰る人が増えたら、日本はさらに素敵な国になるし、幸せな人も増えるんじゃないかな、というのが今日のひとりごとでした。

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By Haruka