NZのオンライン英語講師、Harukaです。

↓前回まで6回に渡り、私の帰国子女遍歴を書きました↓

  1. 日本での英語学習と渡米時の英語レベル
  2. アメリカの学校初日、恐怖のベルと教室移動
  3. ランチタイムに絶望味のホットドッグ
  4. アメリカ人になりたいからガムを噛む
  5. タダで一人でいますぐ英語力を伸ばす方法
  6. 全身でアメリカ人になる研究

今回は上記リンクの本編には書かなかった【番外編〜やらかしエピソード〜】。真のヤバイ部分を知りたい方は、レッスン時もしくはツイッターで!

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調理実習でタコス大乱闘

「4人グループになって」は、友人がいなかった当時の私には、難題すぎるミッション。

余ったメンバーで構成されたのは、ボス格っぽいアフリカ系アメリカ人のB、南米からの新入生KとV、日本人の私。

初日の校内ですでに気づいていたのは、違う人種の子達は基本的に混じらないこと。ヨーロッパ系、アフリカ系、南米系はみんな違うグループにいるのが明らかでした。男女交際も、基本的に同じ人種・宗教で分かれていることも、のちに知りました。

Bはアフリカ系グループの女ボスで、グループ内のお調子者男子Sが、私に絡んでくるのが気に食わなかったようす。明らかに私への嫌悪感を丸出しにしていて、すれ違うたびに何か言ってきました。

スペイン語を話す南米系のKとVは、私と同じく英語が全然できないけれど、スペイン語は子どもたちも先生も第二外国語としてなじみがあるので、問題なく過ごせているようでした。

その日の調理実習はタコス。知っていたし、見たことはあったけど、私はそれまでタコスを食べたことがありませんでした。作るのはもちろん初めて。

レシピが読めない、タコスをよく知らない、コミュニケーションが取れない、おまけにBに嫌われている。なので私は先生が見回りに来たときに野菜を触らせてもらった以外は、ただ立って見ていただけでした。

何かしたいのに「させて」が言えない。おまけに仕切っているBは私のことが嫌い。

英語が話せないもどかしさと、誰かにに嫌われているというつらい気持ちで、涙がこぼれないように踏ん張って立っていました。

全部で12個のタコスが出来上がり、食べる段階に。4人いるので、一人3つずつです。でもBは私に明らかに雑に作ったものを2つよこし、自分には4つ盛り付けました。

わたしが不満そうな表情をしたのを見逃さなかったBは「あなたはジャパニーズなんだからタコスなんて食べないでしょ」みたいなことを言った気がしました。


ワ タ シ、キ レ タ


「ジャパニーズはタコス食べなくていいって言うんなら、アメリカ人のあんたの分も南米人たちに渡しなさいよ!!!」

と、日本語で怒鳴りました。

“This is America, speak English!”

と怒鳴り返されました。

そしてBとわたしは映画のような大乱闘になったのですが、わたしの穏やかなイメージを損ねたくないので、詳細はひかえます。

先生が大慌てで止めに来たこと、男の子たちはニヤニヤ楽しんで見ていたこと、女の子たちは引いていたこと、今でも脳裏に焼き付いています。

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