by Haruka

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NZ在住・オンライン英語講師のHarukaです。

今日は、女優の杏さん国連WFP親善大使就任の発表動画内で、事務局長と英語で対談している様子が一部公開されていたので、彼女の英語力を検証してみたいと思います。

国連WFP(World Food Programme)の概要

そもそも国連WFPとは。

United Nations World Food Programme=国際連合世界食料計画

私も「困っている国・地域に食料支援をする機関」くらいの知識なので、調べてみました。最近ではウクライナで活動しているニュースを目にする機会が多い印象です。以下、WFPホームページから一部抜粋します。


国連WFPは、飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関として飢餓とたたかっています。国連WFPは紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、途上国の地域社会と協力して栄養状態の改善と強い社会づくりに取り組んでいます。

国連WFPは、多くの場合、緊急事態においていち早く支援を提供する機関で、戦争、内戦、干ばつ、洪水、地震、ハリケーン、農作物の不作および自然災害の被災者に食料支援を届けます。状況が落ち着いてくると、暮らしや生計手段を再建する地域社会の手助けをします。また、緊急支援に長期的な開発の視点を取り入れ、長引く危機に翻弄される人々に対して、強い地域社会をつくるための支援にも取り組みます。

国連WFPの開発支援は栄養支援、特に母親と子どもに重きを置いています。生命が母体に宿ってから2歳の誕生日までの最初の1,000日間を対象にすることで最も早い段階からの栄養不良に取り組み、その後は学校給食プログラムを通じての支援も行います。


食料支援のイメージでしたが、「緊急時に食料支援→その後の再建支援」の一連をサポートする感じなんですね。また 母親と子ども に重きを置いているということで、杏さんが親善大使に選ばれたことにも納得がいきました。

WFP事務局長と杏さんの英語対談

0:18 から事務局長と杏さんの英語対談

※字幕が動画上にあるので和訳省略

事務局長: Facing the worst food crisis the world has ever seen. Literally hundreds of millions of people are on the brink of starvation, so you stepping up now being a goodwill ambassador is absolutely amazing. And so thank you so much.

杏: So I want to find something to do for WFP and I learned, and I want to tell many people to(このtoがなければバッチリ!) what I learned.


英語講師としても問題ない、ほぼ完璧ですとお伝えします。

なんとなく言葉の切り方や、言い回しを聞いても、他の芸能人の方のように「丸暗記した」印象は全く受けず、もしかするとその場で自分で考えて発言したのかな?という印象さえ持ちました。

それは出来の良し悪しからではなく(むしろ素晴らしい)、なんとなく「ネイティブやバイリンガルではないが、丁寧に文法を勉強した人が作った英語」の印象を持ったからです。 “気がついたら身についていた” 英語ではなく、きちんと文法ルールを意識して発している英語な気がします。

なんでこんなに賢い英語を話せるんだろう?と気になって調べてみたら、英語は独学で、しかもフランス語も少し話せるとか!他にも読書や歴史が好きとかで、学ぶことが得意な方なんでしょうね。それが英語にもしっかり表れています。

独学でも公の場で堂々と英語を話せるようになる!という、モチベーションアップにはうってつけの動画でしたね。事務局長の英語も聞き取りやすいので、ぜひ何度か動画を見てリスニングの練習をしてみてください。