
NZ在住/バイリンガル英語講師のHarukaです。
本日は昨日の記事に引き続き、アメリカ・LAに留学中のジャニーズJr.のTravis Japan (トラビス・ジャパン/トラジャ)メンバーたちの渡米後の英語力をYoutube動画から徹底検証!今回はラスト3人、松倉海斗さん、吉澤閑也さん、川島如恵留さんです。
5. 松倉海斗さん(Kaito Matsukura)/ 9:25~
前回は、とにかく笑いをたくさん取っていて、ときにヒヤっとさせるような相手を指差す仕草も連発でしたが、英語に慣れていて度胸があるのが伝わってきた彼。
英会話を習っているとバラされていましたが、たしかに慣れてる感じがよく分かります。
と私はコメントしていました。そしてその彼が選んだ英単語は Recently (最近) という単語でした。この直前の松田さんの “Myself” の発音の良さに相当驚いていたんですが、それをさらに上回る驚きをくれたのが、この recently の発音でした。
日本人には難しいとよく言われる R の発音ですが、実は単語の頭にくる R はそこまで難しくありません。それよりも私が評価したいのは、tly の最後の部分で、特に t を無音っぽく読めたところが素晴らしいと感動しました。これは「わかっているけどできない」人が多い発音で、それをとても美しく完璧な発音とアクセントで披露したのはお見事。
ぜひこの 9:25~ の発音を聞いて、同じようにできるかチャレンジしてみてください!
6. 吉澤閑也さん(Shizuya Yoshizawa)/ 10:03~
前回はオリジナリティ全開で、しかも自力で作ったと思わせる文章を披露した彼。すごく個性が際立っていて、印象に残っています。
所々キレイな発音の可能性が見えて「これは伸びそう!」と、講師目線でワクワクしました。
発音がどれくらい伸びるか期待していたのですが、今回は単語なのでそこまで深い検証はできず!彼があげた英単語は、bunch (一団、束、たくさん) と actually(実際に) でした。
最初に Actually をあげたとき(10:24~)の発音は可もなく不可もなくと感じたのですが、最後にもう一度言った時(11:34~)は「このまま成長すれば、発音がきれいなメンバーの一人になれる!」と改めて思いました。Actually の tuallyの部分はカタカナっぽくなってしまったんですが、Actの入り方がとてもきれいでした。
語学学校では分からなくてクラスを落としたなど、自信がなさそうな発言がありましたが、渡米前の勢いを忘れないまま、文法などより発音をどんどん伸ばして「正確さより聞いてかっこいい英語」を目指すのもいいかなと思いました。通訳じゃなくてアーティストだもの!
7. 川島如恵留さん(Noel Kawashima)/ 10:36~
この渡米以前にオーストラリアへの留学経験があって、他のメンバーより少し英語レベルが高かった彼。前回の自己紹介では、ご自身の名前のNoelの最後のelの発音が、お手本のように美しかったのを覚えています。
「(以前の短期留学)渡航前にフレーズ学習→留学→現地ネイティブの表現を吸収」の流れで習得した英語だと感じました。
その前回のコメントを裏付けるように、彼が挙げた英単語は instead of (〜の代わりに) なんですが、前の吉澤さんの Actually の流れを汲んで 「actually と同じような感じで」と instead of を出してきたことから、「現地で使われている表現を吸収」して英語表現を増やしていっていることがよく分かります。
というのも、辞書上の意味だと actually (実際に) と instead of(〜の代わりに) は、同じようには感じません。ただ、彼は実際にこれが使われているのを聞いて覚えたのでしょう。たとえば、カフェで “Actually, I’ll have coffee instead of tea” (やっぱり紅茶じゃなくてコーヒーにするわ)のようなシチュエーションで覚えたのかもしれません。
この彼の英語習得方法も、昨日検証した宮近さん同様、これこそが海外に行った意味なんだと思います。日本で、机の上で勉強していたのでは決して身に付かない感覚と知識です。
今回もメンバーみなさんの検証をしながら、英語講師としてワクワクさせてもらいました。今後の英語力UPにも期待しています。頑張れTravis Japan!
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●以上は、上のYoutube動画を見た、バイリンガル英語講師である私の個人的見解です。万が一気を悪くさせてしまったトラジャ担(ファン)の方がいらしたら、申し訳ありません。