2020年のロックダウンで仕事を全て失い、オンライン英語レッスンを始めて3年目になります。

その中で「英語の成長スピードが落ちない」生徒さんが何人かいるのですが、私の中でその方々の共通項が見えて来ました。

ひとつずつ解説していこうと思います。

①レッスンに1分も遅れない

  • 1分も無駄しない学習意欲
  • 1分も待たせない相手への敬意

これは、自分の中の気合いと、相手の気合い両方を引き出す効果があるものだと思います。良い意味でのプレッシャーと言い換えることができるかもしれません。

自分への「1分も無駄にせず学ぼう」というプレッシャーと、講師への「1分も無駄にせず学びたいので」という意欲を見せることによるプレッシャーは、相乗効果で良いレッスンを生み出します。

レッスンっていくら講師が頑張ったところで、生徒さんも反応してくれないと良いものにはなりません。

この双方からの気合いを引き出す「時間厳守」は実は単なる社会的マナー以上の効果があるのです。

②習ったことは確実に覚える

「あたりまえでしょ」と思うかもしれませんが、レッスンの回数を重ねていけばいくほど、過去に習ったすべてを覚えておくことは難しくなっていきます。

言語に関しては「一つ覚えたら一つ忘れる」ではいつまで経っても上達しないので、「一つ覚えてまた一つ覚える」の繰り返しです。

そしてこれは、それまで覚えたものの数が多いほど、レベルが上がるほど、難しくなっていくものです。

能力や才能よりも、根性や努力が勝負の分野です。

③習ったことを覚えていないことを悔しがる

上の「習ったことは確実に覚える」の延長です。

習ったことをすべて覚えていることを大前提に学習を続けている生徒さんたちは、覚えていなかったことをすごく悔います。そして深く悔いるので、その時点で今度は確実に覚えます。

深く悔いるのは「すべて覚えることが基本」だからであり、ただ悔しい風にすることにはなんの意味もありません。

④できないことがあることを楽しむ

日本人の傾向として「できないことを恥じる」があります。特に私の世代は「できないことは恥」と教えられてきたんだから当たり前です。

でも成長し続ける生徒さんは「できないことがあったおかげで、新しいことを知れた・できた」と楽しそうにしています。

「それなんですか?」と質問して、私からの答えを書き留めて、そして「へえー!」とワクワクしているのが画面越しでも伝わってくる感じです。

そして楽しいから吸収も良いという、最強スパイラルに入り込めます。

⑤理想を高くもつことを恥ずかしがらない

レッスンをするにあたり、英語学習を経てなりたい理想の姿やゴールについて定期的に生徒さんと話します。

以前は現実的で到達可能なゴール設定をする方が良いと思っていた私ですが、「今のレベルでそれは無謀では?」というような理想を、謙遜や躊躇せず口に出せる生徒さんの方が、成長スピードが落ちないことに気づきました。

それに気づいてから、私は講師としてその理想像に向けての細かい目標設定と、その道筋を作るお手伝いをすることに注力し始めました。

 

ちょっと偉そうに聞こえちゃってる気もしますが、私もこうして書いて自分に言い聞かせています。

この成功の秘訣ってレッスンだけでなく、人生のあらゆることに言えることだと思うんですよね。

by Haruka