アメリカで英語習得をしたNZ在住英語講師、Harukaです。

昨日Yahoo Japanに上がってきた お笑い芸人・ピースの綾部祐二さん のインタビュー記事で、ご本人が英語習得に関して「5年かけて失敗しました」と言ったと書いてあり、失敗とはどんな状態だろうと気になって、英語を話している動画を見てきました。

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綾部祐二の英語インタビュー

10:45 から日本で英語講師経験のある方へのインタビューが始まります。

私の感想のキーポイントから言います。芸人さんのボケを台無しにしそうで申し訳ないのですが、綾部さん「5年かけて大成功」しちゃってますよ。残念!それでは以下、印象に残った部分を取り上げます。

10:57 “This is New York”(これぞNYだよね) と、外の大きな車のクラクション音を表現しました。大人になってから海外に行って、5年在住の時点でこういった気の利いたことが言える日本人にほとんど出会ったことがありません。“Too noisy”(うるさすぎる)のように、ただの状況説明や苦情は結構言えるようになるんですが、このように気の利いた表現が咄嗟に出るって、実はかなり 英語/英語を話す場 に慣れている証拠なんです。

11:00 “Keep going” (続けて) は、目上であろう先生への言葉としては”相手的に”適切とは言い難いのですが、使う”場面的に”はバッチリです。こちらも、実際に普段からたくさんネイティブと会話しているんだろうなと感じた表現でした。

11:11 “No worry, I’m gonna edit well” (心配しないで、上手に編集するから)と、本来はNo worriesがNo worryになっちゃってるような細かいところはあるんですが、全く気になりません。むしろ、これも教科書で勉強したのではなく、実生活で人が使っているのを聞いて音で覚えた証拠ですね。

11:15 “And you were teaching in Japan, right?” (それで、あなたは日本で教えていた。よね?) も、Andで相手の話していた内容を引き取っていく感じがネイティブっぽいなと思いました。最後の right? もとてもアメリカンな締め方ですね。

11:26 “I see. So what was the most difficult thing teaching English to Japanese people?”(なるほど。じゃあ日本人に英語を教える時一番難しかったことはなんですか) thingとteachingの間にaboutがあったらバッチリですが、これも全く問題なく通じます。I seeの同意、Soでつなぐ感じ、thingの発音など、とてもナチュラルで気持ちよく聞けました。

12:10 “Because I’m a comedian” (だって僕はコメディアンですから)のcomedianの発音をぜひ聞いてください!カタカナで普及している単語を、ここまで正しく英語発音できているだけで英語学習「大成功」なんですよ。

12:15 “Right” (そう) の発音もぜひ聞いてほしい!綾部さん発音素晴らしいです。今まで歌手の方は発音がすごいと思うことが多かったんですが、このようにノリが良い方も発音上手なイメージです。

12:24 “And I feel like” (そして〜と感じる) ここの発音も「帰国子女かな」と思わせるほど素晴らしいのでぜひ。

12:27 / 12:31 “a lot”(たくさん)のlotの発音も、もう日本人離れしています。この前後に話している内容は、多少時制が正確ではないものの、きちんと通じるレベルです。12:31 は “a lot today” の lot todayの発音のつなぎがネイティブ!

13:03I know what you mean but you know” (言いたいことは分かるけど、でもね・・・) の流れも、普段からネイティブとよく話しているのがわかります。

13:13 “Like, I love hanging out with people”(ほら、私は人とつるむのが大好きだし) は、Likeといい、hanging outといい、リアルな英語を習得していますね。

13:26 相手の”You love communicating” (あなたはコミュニケーションが好きじゃない?)にたいして “Of course I do”(もちろんですよ)と答えているんですが、これは一体どれくらいの英語学習5年目の人が咄嗟に出せる反応かというくらい、難易度が高いものなんです。

“Of course”なら、相手の言っていることさえ聞き取れれば、たぶん1年目の人でも言えるでしょう。そこに“I do”をパッと加えられたのがすごいことなのです。そして相手が “You are…” の文章で話していたら、” Of course I am” の形にしなくてはいけないので、この正しい相槌を瞬時に出せたことは、相当慣れている証拠なのです。


芸人として売れているときに、40歳という年齢で海外に飛び出した綾部さんは「一体なにしてるんだ」とみんなに思わせておいて、相当海外で努力をして、大人になってからの5年で習得したにしては大成功すぎる英語力が残念ながらバレてしまった動画でした(笑)。

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「綾部みたいにゆるくチャラく楽しんでても、海外に5年いれば英語これくらいできるようになるのか」と思ったなら大間違い。彼は、おそらく日本語を完全に断ち切る勢いで英語ネイティブたちに飛び込み続けてこの英語力を習得したはずです。

彼のこの海外挑戦は、ただの笑いネタにされちゃうのではなく、色んな人に夢を与えるものとして受け止められたらいいなと英語講師としては思いました。ご本人はたぶん「ネタとして笑って欲しい」方なんだと思いますが!
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By Haruka