今日は久々に「まじ勘弁して」と我が子に思った。いや、実際言った。

先月から取っていた、大人気のショーを今日は8歳の娘と見に行ったのだが、「ショーを見に行くよ!」と言った時点では大丈夫そうだったのに、車を駐車した時点で「ショーは恐いから行きたくない」と断固拒否の姿勢を取り出した。

発達障害のある娘にとって、大勢の人間が集まる場所は恐怖の場所。学校の体育館で行われる全校集会に入れるようになるまで、入学してから2年。学校の体育館を暗くして行うディスコに入れるようになるまで、3年。

これだけ知っている場所、知っている顔ばかりという条件でも、一歩中に足を踏み入れるまで、こんなに長い歳月を要した。踏み入れても、つい最近まで防音のイヤーマフをつけて参加していた。

ただ、ここ1年ほどは結構大丈夫になっていて、去年は娘の大好きな絵本がテーマの舞台も、普通に見にいくことができた。

だから忘れていたが、今日急にそれが復活したようだった。

「イヤーマフあるよ?」「終わったらアイス食べようか?」「お友達に会えるよ?」など、ポジティブな情報を提供しても、「行きたくない」と気持ちを変えてくれなかった。

普段ならここで諦める私だが、今日のショーはなんと団体のチケットを買っていて、それを私が持っていたので、どうしても会場までは行って友人に渡さねばならぬというミッションがあった。

なんとか娘を車からおびき出し、会場の前までヌリカベのように前に進むことを拒否する娘をごまかしごまかし押して歩き、会場の前で友人たちにSOS。

4家族一緒だったのだが、子どもを含む全員がこのSOSがどういうことかを瞬時に察し、一人は娘に抱きつきに来て、もう一人は娘の手をそっと握り、ママの一人は中で売っていたピンクの綿あめを握りしめて走ってきて、もう一人のママはポップコーンまで追加で買いに行ってくれ、そこにいた全員が娘のなだめ係として必死に頑張ってくれた。

「お前はマライア キャリーか!」と言いたい気持ちは、ちゃんと押し沈めた。

そんなマライアな娘はギリギリまで抵抗していたが、ある時点で急にすーっと中に入っていき、ショーが始まってからは、爆笑の連続で超楽しそう。終わって「あー楽しかった!」と。

そうだったそうだった、こんな感じに振り回される人生だった、私の人生。

今回は結果オーライだったが、ほんのちょっと前までは、これで親子して涙しながら家に戻るということを、一体何度繰り返したことだろう。お友達のお誕生日会に入れないことも、何度もあったなあ。

今日は久しぶりに「地獄へズドーン!」な気分になりかけたが、周りの友人たちのサポートや、知らない人でさえも助けてくれようとする、この国の温かさに改めて感謝することができた。結果、いっぱいThank youを言った素敵な一日だったな。


私のNZおすすめスポットは、どの観光地でもなく、「人」です。

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By Haruka